個人のイニシアチブ · 11月 25日, 2019年
「Think globally, act locally (グローバルに考え、地元で行動)」と言われる。環境問題などを語るときに使われる標語である。これは私たちの意識が「集団」から「個人」へ移行していることの現われであると思う。社会問題の解決は‶上から〟つまり国連や政府から始まるのではなく、市民一人ひとりの意識の転換から始まり、わたしたちがそれぞれ自分の直接かかわる場面から変革を始めるのである。個人の行動から文化が変わり、それが政治や経済に反映するのである。
市民参加・意志表明 · 4月 11日, 2018年
ロビー活動は民主主義に反する物だろうか、必要な物なのだろうか。大企業の政治献金や業界団体のロビー活動には問題がありそうである。だが、市民が政治家に直接訴えかけることも時には必要なはずだ。これはロビー活動なのだろうか。草の根ロビイングとは何だろうか。わたしは専門家ではないが、自分なりの考えを書き留めた。
市民参加・意志表明 · 3月 11日, 2018年
7年前、東日本大震災によって福島第一原子力発電所でメルトダウンが起きた。それを受けてドイツでは保守派のメルケル首相が早々と脱原発政策を打ち出したが、日本の脱原発運動はこの所行き詰っている。もちろんドイツと日本では産業やエネルギー構造の違いがあるが、それにもまして、ドイツでは将来の社会のあり方を市民が自ら作っていくという意志・態度が強い。金融機関のダイベストメント〝不買運動〟はそのような市民による意思表明である。
オーストラリアで 6人のメンバーによって始まった市民発の「ICAN核兵器廃絶国際キャンペーン」は核兵器禁止条約の国連採択に寄与し、ノーベル平和賞を受賞した。「核大国がまず同意しなくては…」と考えるのは「上からの発想」。核兵器を持たない国々から発信して国際社会の世論を変えればよい。大きな樫の木もドングリ一つから。
市民参加・意志表明 · 11月 11日, 2017年
「右か左かなんていうイデオロギーの時代じゃないんです。上からか、草の根からか。これが21世紀の本当の対立軸なんです。」とは立憲民主党の枝野代表。上からの改革ではなく、下からの社会変革とはどんなものか? 参加民主主義の威力を三倍にする方法とは?